2010年(第1回)
2010年(第1回) 合格・入賞者
スカパー!TV「安らぎの音楽と風景/エコミュージックTV」
Loversion Tokyo ピアノオーディション2010(第1回)
Loversion Tokyo ピアノオーディション2010(第1回)
※記載されている合格・入賞者の年齢は、応募当時の年齢です。
合格
前田 昂人様 (神奈川県 男性・20歳)
岩城 直也様 (東京都 男性・16歳)
橋本 光平様 (東京都 男性・16歳)・・・クリエイティブ賞
山口 亜弥子様(神奈川県 女性・29歳)
藤丸 麗様 (大阪府 女性・36歳)
Loversion 特別賞
鬼塚 千秋様 (広島県 女性・48歳)
2010年合格者・・・前田昴人(男性・20歳)
2010年合格者 前田昂人(男性・20歳)
桐朋学園大学 音楽学部 ピアノ科 3年 在学中
4歳よりヴァイオリン、5歳よりピアノを始める。
多数のピアノコンクールの賞歴を持つ。
中学の頃から、作曲をはじめ、
あらゆるジャンルの作曲に取り組んでいる。
オーディションを終えて・・・
「音楽表現の奥行きを実感する良い機会に」 by 前田昂人
和田さん作曲の「さよならショパン」を初めて聴いたとき、そこに清冽な音が
さらさらと流れるようなみずみずしい美しさを感じました。
そしてそれまで聴き慣れた音楽史に残る大作曲家たちが誰も踏み込めなかったような
神秘的なスピリチュアルな世界の情景が浮かび感動を覚えました。
「この曲を弾いてみたい」、「この曲を自分なりに表現してみたい」、
そういうチャレンジ精神が一気に湧いてきてLOVERSION TOKYOピアノオーディションに応募することにしました。そして思いがけず「合格」の通知をいただき光栄の思いで和田さんの演奏会に特別出演、私が中学生の時に作曲した「Make a Wish」を披露させていただきました。この和田さんの演奏会は普通のクラシックコンサートでは味わうことのできない特別な奥行きのある音楽を演奏者が観客と共に楽しむという雰囲気のものでした。
幼い頃からクラシック音楽を勉強してきた中で、常に技術の向上、譜面に忠実に精度の高い演奏を一番にと強いられることの多かった自分の学びに付け加えて、それだけに留めず、そこから先の音楽表現の奥行きを実感する良い機会になりました。今回和田さんや他の合格者の方々の音楽に対する新鮮な求心力をこれからの自分の励みにしていきたいと思います。
前田昂人
2010年合格者・・・岩城直也(男性・16歳)
2010年合格者 岩城直也(男性・16歳)
神奈川大学附属高等学校 2年 在学中
幼稚園より音楽をはじめ、小学1年生よりエレクトーンを習う。
中学よりピアノをはじめ、学校のシンフォニーオーケストラでは、
ヴァイオリン・ピアノを担当。
●主な受賞暦
2003年 ヤマハジュニアエレクトーンコンクール小学校低学年
<全日本大会>ファイナリスト賞受章
2006年 ヤマハエレクトーンコンクール エイジグループII
<全日本大会>第2位受章
2008年 ジュニアエレクトーンフェスティバル 中学生部門
<全日本大会>ファイナリスト賞受賞
2010年 RMSファンタスティック ピアノコンクール
中高生の部 <決勝大会>最優秀賞受賞
●主なコンサート暦
2004年 「Boys be ambitious!」
2007年 YEC ウィナーズコンサート (東京・大阪 公演)
2007~ ヤマハ「Electone Teens' Dream Factory」企画で、
2009年 ユニット”B-frank"として、東日本を中心に、ライヴを展開
2001~ 町田市 ジュニアフェスティバル
2009年
その他デモンストレーション演奏や、介護施設での演奏など。
オーディションを終えて・・・
「合格者間の親交を深められる、とても貴重な体験でした」 by 岩城直也
この度は合格させていただき、本当に光栄です。
本選に進むことができたのにもびっくりですが、STAINWAYのフルコンサート・モデルで演奏でき、また課題曲を作曲された和田さんやジャーナリストの池田さんをはじめとした多くの著名な方々に聴いていただくことができ、この上なく光栄でした。当日はあまり緊張することなく、自分の表現したい世界をストレートに伝えられるよう演奏しました。
そして後日届いた合否通知。封を開けてびっくりしました――「まさか自分が…」と(笑)また合格通知では、自分にはもったいないほどのお褒めの言葉をいただき、感極まってしまいました。
スカパー!TVで自分の演奏が放送されるなんて夢のようですし、友人等の反響も大きかったのは言うまでもありません。また、「Loversion II CD発売記念コンサート」では、サントリーホール・ブルーローズでの演奏が叶い、そして何より和田さんと同じ舞台に立たせていただけたこと。またコンサート・パーティー等を通じて、合格者間の親交も深めることができたことなど、非常に貴重な体験でした。
また応募時から今に至るまで、僕にこれらの素晴らしい経験をさせてくれた『11月の木漏れ日』(課題曲)には本当に感謝で、今なお大切な存在であり、これからもずっと大事に演奏させていただけたらと思っています。
最後になりますが、これらの貴重な経験を通して学んだ多くのことを、これからに活かせていけたらと思っています。またこの場を借りて、審査員の方々はもちろん、現在に至るまで大変お世話になった池田さん、そしてコンポーザー・和田さんに…今一度感謝の意をお伝え申し上げると共に、今まで支えてくれた母や父に改めて心からの「ありがとう!」を伝えたく思います。
岩城直也
2010年合格者 クリエイティヴ賞・・・橋本光平(男性・16歳)
2010年合格者 クリエイティヴ賞 橋本光平(男性・16歳)
私立 麻布高等学校 1年 在学中
3歳からピアノをはじめ、今に至る。
編曲は独学です。このオーディションを機に
様々なジャンルの勉強をしながら、
色々な人に向けて、演奏していきたいと思います。
オーディション終えて・・・
「受ける事に意味がある」 by 橋本光平
こんにちは。僕は最初、ダメ元でこのオーディションを受けましたが、まさか受かるとは思っていませんでした。本選会場で和田七奈江さんを含む審査員の方たちの前で、演奏させて頂き、僕自身気づかなかった注意点等、その後に役立つ批評を色々と戴きました。そののち、和田七奈江さんのコンサートに他の合格者の方達と共に、出演させて頂きました。これは、自分にとって一生忘れる事の出来ない、大きな機会になりました。
だから、僕はオーディションを「受ける事」に意味があると思っています。それは「受ける」という事によって新たな目標が生まれ、自分のモチベーションをより高く設定できるからです。なので、これからオーディションを受ける方たちにエールを送ります 。頑張ってください。そして、このようなオーディションを設けて下さった方々に心から感謝いたします。
橋本 光平
2010年合格者・・・山口亜弥子(女性・29歳)
2010年合格者 山口亜弥子(女性・29歳)
国立音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業
ベルゲン大学グリーグ音楽院修士課程修了
ピアノを荒井恵美、稲葉典子、E・ロッティンゲンの各氏に師事。
ベルゲン大学在学中、ヒンデミットによる室内楽「ピアノ協奏曲」
にて、ソリストを務める。また同大学の奨学金を得て渡米、
ハラルド・セーヴェルー室内音楽祭に参加。
北欧4カ国によって開かれた、ノルディスク・リートセミナーに参加。
ベルゲン大学グリーグ音楽院在学中は、同音楽院専属伴奏ピアニスト
も務めた。
ピアノにおいて、第10回及川音楽事務所新人オーディション合格、
ならびに優秀新人賞受賞、第10回日本アンサンブルコンクール
小佐野栄子賞(リートデュオ部門第1位)受賞。第2回ピアノ歌曲
伴奏コンクール第2位受賞。第10回大阪国際音楽コンクール
デュオ部門入選。
朗読において、第17回JILA朗読オーディション合格、
奨励賞、並びに審査員特別賞受賞。
国内、ノルウェー各地にて演奏活動を展開、特に室内楽・リート
ピアニストとして意欲的に取り組んでいる。これまでにA.ワッツ、
R.レビン M.ビルソンの各氏のマスタークラスを受講。
及川音楽事務所所属、日本・ノルウェー音楽家協会会員。
オーディションを終えて・・・
「テレビという新しい支え。このオーディションは、異色です」 by 山口亜弥子
私はクラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」でこのオーディションを見つけました。
数多あるコンクールやオーディションの中で、このオーディションは異色でした。
なぜなら、このオーディション合格者にはコンサート出演だけでなく、スカパー!TV「安らぎの音楽と風景/エコミュージックTV」での放映という、この特典は画期的でとても魅力でした。
普段、私自身がコンサート活動を続ける中で、練習と同じくらい重要なこと、それは―どのようにして自分の演奏を第三者に聴いてもらえるか、知ってもらえるか―ということです。今回、「テレビ」という新しい支えを得たことはとても励みになりました。また普段のコンサートとは違い、録音したものを「顔の見えない相手」に聴いてもらう、という初めての経験はとても勉強になりました。ここからまた新たなご縁があることを願って、これからも活動を続けていきたいと思います。
山口 亜弥子
2010年合格者・・・藤丸麗(女性・36歳)
2010年合格者 藤丸麗(女性・36歳)
相愛大学音楽学部ピアノ科卒業 同大学研究科入学中退
ワルシャワ・ショパン・アカデミー研究科 最優秀卒業
東京読売新人演奏会出演。
ポーランド国立プシェミシル・アルトゥール・マラフスキー音楽院の教論を務める。
国内外でコンサート活動、オーケストラとの共演、
国際コンクール優勝、入賞 多数。
オーディションを終えて・・・
「子育てに一段落。ステージに完全復帰できました」 by 藤丸麗
多種多様のオーディションがありますが、まさに今、時代の最先端の企画をしている
このオーディションに興味を惹かれたことを思い出します。応募資格に、“年齢、音楽ジャンルは問いません“とあり、和田さん自身の言葉で”音楽の醍醐味は感動と共感“、この言葉に共感をし応募しましたが、実際は、私の予想を超えた感動が待っていました。早速、和田七奈江さんの曲を検索し、視聴して、弾きたい!と思わせるメロディーがありました。その後、彼女の懐の大きさに幾度か感嘆させられています。オーディション合格通知は子育てで4年のブランクが空いての復帰第一弾となり、サントリーホールという素晴らしいステージが用意されていました。懇親パーテイーではさらにサプライズが待っていました。今又ステージに完全復帰しています。このオーディションを機に感動の輪が広げられること心より嬉しく思います。そして感謝しています。
もし今応募しようかどうか悩んでいらっしゃる方がいれば、是非自分で体験して下さい。そこには感動が待っていると思います。
藤丸麗
2010年Loversion特別賞・・・鬼塚千秋(女性・48歳)
2010年Loversion特別賞 鬼塚千秋(女性・48歳)
学校法人 常葉学園短期大学 卒業
短大卒業後、ヤマハ音楽教室講師(浜松)になるが、
東京に転居し、バンド活動に参加。
ピアノやシンセサイザーを弾く、単発の仕事をするうちに
曲作りに興味持つ。
ピアノのオーディション参加は初めて。
「安らぎの音楽と風景」のピアノを弾きたくて、
応募しました。
オーディションを終えて・・・
「活気に満ちた毎日となりました。ありがとう!」 by 鬼塚千秋
昨年の思い出は何と言ってもこのオーディション参加です。「演奏に正解はない」「真心を持って裸の心で表現する」という和田さんの言葉が私の心を大きく揺さぶり、背中を押してくれました。その日以来、私の毎日は変わり、電気のピアノを生ピアノに切り替えて練習スタジオ通い。主人もとことん応援してくれ、活気に満ちた毎日となりました。オーディションという具体的な目標をもつと、なんと生き生きとしてくるのでしょうか。
でもそれはただ、ピアノの演奏を競うコンクールではなく、「11月の木漏れ日」という課題曲が大好きだったからです。しかも作曲者御本人の前で演奏できるなんて・・・。一瞬だけでも特別なつながりがもてるようなワクワク・・・。その結果「特別賞」まで頂けて、感無量です。さらにいいことは、同じ曲でも、演奏者が違うと「聴きどころ」がこんなにあるんだなと新鮮な驚きがオンエアのたびに発見できました。(嬉しくてほとんど全部見ました!)また一つ新しい自分に出会え、さらに活動したいと思えるのは懐の深いオープンでユニークな特別なオーディションだったからだと、言い切れます。ありがとうございました!!
鬼塚 千秋